看護短大通信制【看護学概論の教科書・参考書6冊紹介】講義内容必見!
看護は奥が深く学べば学ぶほどどんどん突き進んで知っておいた方が良いことがたくさんあります。
実際に使用した教科書や役立つ参考書をご紹介したいと思います。
看護学概論の教科書を紹介
この教科書は、『看護学概論』看護とは・看護学とは 第5版 編集 松木光子 発行所 ヌーヴェルヒロカワ 平成27年1月20日5刷発行の文献です。
初版は平成10年2月5日発行です。
主に看護学概論や看護過程の講義と看護学概論のレポートで使用しました。
松山赤十字高等看護学院卒業、神戸女学院大学大学院文学部社会学専攻修了、金沢大学より博士(医学)号取得。第41回フローレンス・ナイチンゲール記章受章(2007)。大阪大学名誉教授。日本赤十字北海道看護大学名誉学長・名誉教授。現在、日本赤十字豊田看護大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
看護学概論を学んで印象に残っていること
まず看護という言葉の意味を探求。。。『看』は「手」を「目」の上に持っていく形になっていて、病人の額に手を当てて発熱の有無をみる看取りの典型的な行動様式だそうです。『護』はかばう、防ぐ、保護するなどの意味があり、この2つを合成して看護は、語源的に看取り護ることを示しています。
『看護』はそばで見守り続けながら必要に応じて介抱することが基本で特徴であると学びました。
ケア(care)とは語源から、悲しみや不安のある人に対して注意を向けて、その苦しみを思いやって、感情を込めて何らかの手をさしのべる形だそうです。
手をさしのべる形の表現は様々で、そばにいる、介添えをする、話を聞く、危険を防止するなどの手段の形であらわされます。
これを学んだとき「なるほど~」と納得しました。
意味をきちんと理解するのとしないのとでは、違いがあるなぁ〜と感じました。これが基本となるので、分かってやっていた事もきちんと把握することで、より結びつけて考えることが出来、看護というものに対する深みを感じました。
あと誰もが知っているナイチンゲール『看護覚え書』。
ナイチンゲールは健康回復と維持のために自然治癒力が働くよう、その人を最良の状態に置くことだと言われていて、そのためには、換気、暖かさ、陽光、食事、清潔、物音など外部環境をうまく管理することだと言われています。
今では当たり前のようにされていることは、ナイチンゲールの教えであったということですよね。。。
准看の学生時代も習いましたが、改めてこの歳になってもう一度学ぶとナイチンゲールは素晴らしいと改めて感銘を受けました。
東京有明医療大学看護学部特任教授、NPO法人ナイチンゲールKOMIケア学会理事長、ナイチンゲール看護研究所理事・主席研究員。1969年、東京大学医学部附属看護学校卒業。1976年、慶應義塾大学文学部卒業。1994年、日本社会事業大学大学院博士前期課程修了。2004年、博士号取得(社会福祉学)。日本社会事業大学助教授、教授、さらに東京有明医療大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
あと看護理論も学習しました。皆さんもご存知のヘンダーソン『看護の基本となるもの』14の基本的看護の構成要素。
これも普段やっていることが、ヘンダーソンの理論に基づいてやっていた事だったんだなぁ〜と結びつきました。
他にも理論家はたくさんおられ、どの理論を用いて看護するか考えることが必要だと学びました。とても奥が深いです。。。
わたしはまだそこまでに至らない看護師だと痛感しました。
友人は下記の本が分かりやすいと言っていました。
看護過程を学んで印象に残っていること
看護過程には6つのステップがあります。
『情報収集・アセスメント→看護診断→看護目標→看護計画→実施→評価』
これの繰り返しを常におこなっています。
とだけ聞いても実際ピン!と来ないわたしでした。。。
アセスメントは准看の学生は習っていませんからね、、、
そうしたところ、先生がアセスメントは情報をとったことから、今あなたの頭に「こうなんじゃないか?」「こんなことが考えられるんじゃないか?」と思ったことですよ。と助言いただいて「えっ?!そうなの?!」と驚きました。
それならいつもやってるよね〜って。。。
そのときアセスメントが分かってまたわたしの頭の中で繋がりました。
パズルを当てはめているみたいです。
情報収集をする際は、情報収集の枠組みとして『薄井氏の12の生活課程の観察項目』が大事であるということを学びました。
12の課程の中には、『循環』『呼吸』『体温』『運動』『休息』『食』『排泄』『衣』『清潔』『労働』『性』『環境』があるということ。
普段看護をする上で何気なくやっていることもありましたが、それをもっと深く丁寧に教えていただきました。
例をあげると・・・
『休息』(睡眠)を観察するときの視点として、頭の中で考えていることを具体化して観察項目をピックアップして行動に移す。
<頭の中で考えていること>
眠ることでエネルギーの蓄積がされる。栄養物の補給、細胞の再生産、睡眠行動が自力でできる。ぐっすり眠れたという満足感。疲労感がなく活力を感じる。
↓
<もう少し具体化すると>
① 休息(睡眠)に関する認識はどうか ② 休息の満足感はどうか ③ 集中力や活力はどうか ④ 自律神経のバランスはどうか ⑤ 休息(睡眠)を妨げる条件はないか ⑥ 休息の必要性を高める条件はないか ⑦ 睡眠の習慣に問題がないか
↓
<実際の観察行動>
① 睡眠の状態(時間・型・入眠・起床時間)② 睡眠に関する習慣 ③ 睡眠の関する訴え ④ 満足感がないか、活力があるか ⑤ 安静への指示やその他の規制、それらに対する受け止めや反応 ⑥ 与薬や休息(睡眠)に関する治療処置 ⑦ その他
この様に睡眠ひとつでもたくさん観察する項目があって、その情報からアセスメントしていくことが大切だと学びました。
薄井坦子氏の文献はいろいろあるようですが、わたしはこの本が良いと思います。
大学の先生も良いとされていたのと、評価も高いです。
お茶の水女子大学で教育学を専攻、後に東京大学医学部衛生看護学科で看護学を学び、以来、看護学の文献研究から調査研究へ、そして実践へと逆コースで「看護とは何か」を研究してきた。東京女子医大看護短期大学教授、千葉大学看護学部教授、宮崎県立看護大学学長を経て、千葉大学名誉教授・宮崎県立看護大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
次は、看護問題の書き方ですが、何も分かっていなかったわたしは、レポートのとき間違いだらけでした、、、難しすぎてあまりにも分からなかったので、正解を教えてくださいました。
看護問題の書き方は、看護問題1.「〇〇(原因)に関連した△△(問題)」と書きます。
例:看護問題1.「意欲低下に関連したセルフケア不足」と書くそうです。
准看の学生時代も習った、マズローの基本的欲求階層、下から ① 生理的欲求→ ② 安全・安楽の欲求→ ③ 所属・愛情の欲求→ ④ 自尊の欲求→ ⑤ 自己実現の欲求/span> ①②を基本的欲求と考えて、これらが充足して上位の欲求が発動するという考えであると習いましたよね。これは国家試験にでます!
これを取り入れて看護問題を考えるそうです。
難しいですよね〜。。。悩みました。。。未だに分かりません。。。
まとめ
これはほんの一部ですが、看護というものを考えたとき奥が深すぎて答えが見つかりません。
わたしはそれがスッキリしないので、いつも頭の中がモヤモヤしています。
答えが決まっていれば「これはこう!」自信を持ってできるのに。。。
あらゆる方面から考えていかなければならないことが、とても難しいと感じています。
これももっともっと勉強して知識を増やし、関連付けて考えられるようにならなければならない事なんだとつくづく感じています。
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